熱い想いは本人に直接伝えないほうがいい

ファンとアーティストの関係性について先日書いたファンの間違った応援の仕方2の影響か、たくさんの人が自分の言葉を一言加えて引用リツイートしてくれた。
おかげさまで、たくさんの人がその記事にアクセスしてくれた。

フォロワーの多いアーティストなんかが引用リツイートすれば、一気に1000くらいアクセスが増えるのだけれど、今回はそれ以上のアクセスがあった。
改めて、個人の力というものは強いものだ。

僕のことを理解してくれてる人は思わないかもしれないが、音楽よもやま話に書かれているコラムを見て、こんなふうに感じる人もいるだろう。

「アーティスト様はこんなことで困ってたり、こんなことされて嫌だったりするんだから、お前らファンがなんとかしろよ!」

みたいな。

一昔前だったら、僕は今書いているようなこと、つまりファンに何かを訴えかけるようなことは、むしろしたくないと思っていた。
だって、一般人より知名度のあるアーティストの発言のほうが簡単に勝つことができて、本音を押さえつけてしまうことができるから。

だけど、時代は変わりつつある。
SNSの普及もそうだし、弱者の声がただそこで吐いて煙のように消えるだけでなく、多くの人の目に耳に届けることが可能になった。
そう、どんどんアーティストとファンが同等の立場になってきているのだ。

僕がファンの立場で書くことはできないし、書いてみたとしても説得力を持たないからアーティストの立場としてのモノの見方や考え方を発信することしかできないのだけれど、別に賛同してくれる人を集めて教祖になりたいわけではない。

前提として、正しいかどうかの前に、「こういう現状がある」という事実を伝えているわけで、何を一番に訴えかけているかというと「それについてあなたはどう思いますか?」ということだ。

だから、賛同される批判される云々よりも、自分の言葉で意見を述べてくれるということが嬉しい。
今のところは見かけてないけれど、引用リツイートされたものであれば批判的な意見であれ僕はみんなにシェアしたいと思っている。

その批判を僕が気に食わないから、「こんなこと言ってるヤツいるぞ~!みんなで攻撃してやれ!」ってわけじゃなく、「こういう意見があるけれど、それに対してみんなはどう思う?」と聞きたいのだ。

何かを発信することの意味というのは、正しさを主張するのではなくきっかけを作ることだ。
だから、直接僕に向かって「あなたは正しい」「あなたは間違っている」と言われても何の進展にもならない。
僕の考えが、「正しいかどうか?」が重要なのではなく、「それに対してあなたはどう思ったのか?」が重要なのだ。

そして、「僕の考えに対してあなたが思ったこと」に対して、別の誰かがどう思ったか?
「僕の考えに対してあなたが思ったことに対して別の誰かが思ったこと」に対して、別の誰かがまたどう思うか?という意見の連鎖が重要なのだ。

喫茶店で、愚痴や不満を目の前の相手に投げつけるのではなく、お酒で流して忘れてしまうのではなく、みんなの幸せに繋がるもっと価値のある使い方があるはずだ。

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