私がブログを書く理由

「血は争えない」と言いますが、まさにその通りだなと、年齢を重ねる度に感じています。

作文は大きらい。
読書感想文なんかで、400字詰め原稿用紙5枚分なんか「書けるわけねぇ」といつも提出は遅れ、「ですます調」、毎回語尾は「~と思いました。」で締めることを繰り返し、なんとか文字数をクリアし提出する始末。

僕は男3人兄弟の末っ子なのですが、上二人の兄はともに文学が好きで、長男は日本文学に飽き足らず、ロシア文学にまで手を出し、「やはり文学はその国の言葉で読むのが一番」と英語の本は翻訳されたものではなく英文のオリジナルを読むほどの凝り方。
次男は、理系を専攻していて、文学的なものに加え、科学的、理論的なものが好きだったため、推理小説のような複雑なものも読めて、とにかく小説が大好きという印象。

長男はベースを、次男はギターをやっていたし、だから僕も同じ家庭環境に育ち、文学のほうに興味を持ってもおかしくなかったのだけれど、持たなかった。
文章を書くのも好きじゃないし、文字だけの読み物なんてつまらないと思ってた。

そんな僕が毎日、こうやってブログを書いているわけで、やっぱり血は争えないのだなぁ、と思う。

自費だったり、共同出版だったりはするけれど、おじいさんや、おじいさんの兄弟、そして長男が本を出版しているんです。
親に聞けば、先祖も物書きだったそうな。

「ズサぬ木さケンケン鳥とまった : 詩・歌・随筆集」
渋谷信義/著

▲出版年が古く、増刷もしていないので画像はないのだけれど、僕の母方の苗字は渋谷といって、これは僕のおじいさん。
他にもう1冊か2冊書いてたはず。

「五十音感情の正体」
シブヤシゲヨシ/著

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▲こちらはそのおじいさんの兄の書いた本たち。
コロポックル神殿というものを建てたり、書いた本も宇宙的なもの、予言めいたものもあって、とても変わった人。
こちらはシブヤシゲヨシさんの息子さんが本の内容をブログに書き起こしてくれてるのでタダで読めます。

▼ちなみに、たぶんジャズ業界の方なら知らない方はいないであろうジャズピアニストの大御所、渋谷毅さん(近年だと、松たか子さん主演の映画「告白」の挿入曲など)と交流があり、このおじいさんの書いた絵がCDのジャケットに使われてるんです!(同じ渋谷という姓ですが、ただの偶然で親戚ではないそう)

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▲ライナーノーツは直木賞作家の山田詠美さんですよ!

▼で、こちらは長男の書いた本。こちらも古いので画像がないですが。

「現役大学生が語る大学の上手な使い方」
紺野淳/著

一冊、本を書くって大変な作業じゃないですか。
どれだけの文字数書かなきゃいけないんだろう?って当時、兄は大学生で僕は中学生くらいですから、「お兄ちゃんすごいなぁ」って思っていたんですけど、そんな僕が今、何冊か本を出せるくらいの量の記事を書いてる。

実際、昔書いてたブログだったり、今書いてるブログだったり、ファンの方には「書籍化してくださいよ~」って言ってもらえるんですが、出版だけなら簡単にできるけど売れなきゃ意味ないしね。
本を出版したいって欲は、今のところ出版社から声が掛からない限りは生まれないだろうなぁ。

こんなふうに親族は本を書いていたけれど、僕は文章嫌いで生きてきたわけですが、バンドをはじめることになって、「今の時代ブログくらいやっておいたほうがいいよなぁ」って感じではじめた言葉を紡ぐという作業。

いざ、はじめてみたら、バンドのことは全然知らない読者の方が、「choroさんの文章面白い」「わかりやすい」「ブログでchoroさんという人間に興味持ったので今度ライブ行きます」ってなったりして、僕にとっては音楽活動をする上での重要なツールになった。

どうして、文章を書く勉強も、小説なんかの読み物も読んでこなかったのに、それなりに文章が書けるんだろう?って考えると、やっぱり血のおかげだなって思うんです。
血っていうと、ちょっとオカルトっぽいから、環境っていったほうが分かりやすいかもしれない。

文章も会話も、同じ言葉であって、同じように頭で考えてから口にする、文字にするから、きっと家族での会話が良かったのだろうなぁ、と。
たまに母親から手紙が届いたりするんだけど、母の手紙は美しい。
きちんと、始まりの句があって、本文があって、終わりの句があってという構成で、あぁ、きっと日常会話もこんなふうにして、育てられてきたのだなぁ、と。

僕もブログを書く時は、熱量やリアルさを大事にしたいから、基本的には読み返さないんだけど(この記事も書き終わったら即ポチだ!)、それでも読みやすいと言ってもらえるからそういうことなんだろう。

確かに、話し上手な人は文章書くのも上手な気もするし、文章書くのが上手な人は話すのも上手な気がするなぁ。
上手そうな、難しそうなっていうのじゃなく、「伝わる」って意味でね。

そんなわけで、あぁ、普段の会話、話し方ってとっても大事だなぁ、って感じた今でした。
おやすみ。

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