「迷惑を掛ける」という才能

もし、赤ん坊が母親に迷惑を掛けられなかったら、その赤ん坊はどうなってしまうだろう?

人間には、迷惑を掛けられるスキルと、その迷惑に対して、「助けたい」「守りたい」「役に立ちたい」という感情を持っている。

泣かない赤ん坊は可愛くないし、甘えない赤ん坊は物足りない。
そんなふうに、きちんと需要と供給の相互関係で成り立っている。

人間というのは、自分が得た結果を他人にも当てはめて伝えていくものだから、例えば「人に迷惑を掛けちゃいけない」とか「人に甘えちゃいけない」という考え方の人は、過去にそうすることで、嫌な体験をしているからだ。

だけど、本当は、「◯◯さんに迷惑を掛けちゃいけなかった」だけで、全ての人に当てはまるわけではない。

世の中には、困っている人達を助けたいという人がいる。
世の中には、人々を幸せにしたいという人がいる。

世の中に、困っている人達がいないと彼の願いは叶わないのだ。
世の中に、不幸な人がいないと彼女の願いは叶わないのだ。

迷惑を掛ける人、それを助ける人、どちらが下でどちらが上ということはない。
その時、その場面で、真っ当な役割を担っているだけで、迷惑を掛けているからと落ち込んだり、人助けをしているからと傲慢になったりするものではない。

迷惑を掛けられたくない人にだけ、迷惑を掛けられたくないと相手が思っている時だけ、迷惑を掛けなければ、それは逆に相手があなたの役に立ちたいと思っている時なのだから、恥じることのない立派な才能だ。

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