たまには音楽と、自分の話をしよう

長いこと音楽に関わってきているけれど、未だに自分が何になりたいのか分からなかったりする。

「自分にはこれができない」
それが分かれば、きっと目指す方向性もはっきりするんだろうなぁ、と思うのだけれど。

元々、バンドでギタリストをやりたくて上京してきて、だけど「自分には華がない」と諦めて、だったらサポートミュージシャンだったりスタジオミュージシャンになろうと目指したら、今度は「技術が足りない」と諦めて、だったらギター講師を目指そうとして、今度は「知識が足りない」と諦めて、だったら作詞曲家、アレンジャーを目指そうとして、今度は「センスが足りない」と諦めて、なんだか諦めてきてばかりの人生だなぁ、と。

それでも音楽が好きだから、ずっと関わり続けてきたら、バンドでギタリストとしてデビューして、作詞作曲、アレンジもやるようになって、ギターも教えるようになり、最近ではレコーディングやサポートもやっている。

一度諦めた目標ばかりだから、コンプレックスが強いのだけれど、続けるということは大変価値のあることなんだなぁ、と。

浮き沈みの激しい世界だから、「将来が不安じゃない」と言えば嘘になるのだけれど、周りの仲間たちを見ていても、続けるのとやめるのでは大きな差がある。

自分も、どれか一本で食べれているわけではないし、まだ根を張って地中で伸びているだけで芽さえも地上に出せていないのだけれど、芽が出た時に伝えられることはきっとたくさんあるなぁ、と思う。

 

「アーティストとして伝えたいことは何ですか?」って質問が嫌で、だけれどそれはどこに行っても求められるもので、「伝えたいを考える」という作業に苦しんできた。

だけど、本来あるべき姿って、「伝えたいことがある」じゃなくて、「伝えられるものがある」ってことなんじゃないかって最近気づいて、そうすると今まで生きてきた人生が肯定されるわけだ。

何も苦しむ必要はない。
あなたの前に立っただけで、「伝えられるものがある」生き方をすればいい。

スポンサーリンク

あなたにおすすめの記事