「満月とクローバー」

10代の頃、谷口崇さんの歌う「ヨランダ」のような女の子がいて、結局そんな想いは叶わなかったけれど、年を重ねて改めて聴くと、記憶は変わらないけれど、意味や感情は変化するもので、なんだか不思議だなぁ、と思う。

「ヨランダ」

ヨランダ いろんなことが
あるけれど僕は まだ大丈夫
大袈裟な ことは何もない
君さえいれば それでいい

空を飛ぶ翼もなく 星を見る器用さもなく
春を待つ我慢強さもないけど
まず君が どうしたら笑ってくれるんだろうと
いつまでも いつまでも 考えていられる

ヨランダ どういうわけか
嬉しいけれど 涙が出る
僕に 選ばせてほしい
君を彩る 思い出を

風を追う速さもなく 胸を射る言葉もなく
寄りかかるしなやかさもないけど
ただ君が どうしたら笑ってくれるんだろうと
いつまでも いつまでも 考えていられる

ヨランダ 瞳を閉じて
そのまま眠って しまってもいい
眼が覚めても 横にいること
この歌に誓おう 愛してる

いつまでもずっと 君のそばに

そして、そんな10代の頃の彼女を、今も目を閉じて抱きしめている独りの夜があると思うと、僕は結構ドラマティックな恋をしてきたんだなぁ、と思う。
どうして好きになった人は、思い出す度に苦しく、なのに美しくなっていっちゃうんだろうね。

「満月とクローバー」

右も左も 上か下かも
判らぬまま 動けない
目に映る 満月はオレンジ
時を刻まない

永遠について 考えてみようとしたけれど
耳障りな周波数が 邪魔をする

夢の続きが 見たくなって
もう一度 闇にダイブする
僕の頬を流れる 
最後の言葉は、何だっけ?

未知の隣に 道があったら
そっちを 選んでいたよ
目に浮かんだ 桃色のクローバー
咲いてるわけない

「生まれては 死ぬるなりけり
おしなべて 釈迦も 達磨も 猫も 杓子も」

旅の途中で 見かけたかなぁ?
寸胴の、黒髪で、釣り目の、
君の頬を流れる
最悪の言葉は、何だっけ?

旅の途中で見かけた
金切り声を上げている、少女
思い出すのは、もう やめよう
最後の、最期の、言葉が、何だったかを

 

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