忘れてもいい恋人の誕生日

「あぁ、今日はあの人の誕生日だったか」と、Facebookの通知を見て思い出す。

好きになった人。
例え、それが過去に変わっても、何か忘れちゃいけないものがある気がする。

文明が発達して、どんどん記憶に残す必要のないものが増えてきている。
もう、スマホを無くしたら、実家と警察以外に掛けられるところはない。

好きな人の誕生日、好きな人と行った場所、好きな人が教えてくれたこと、言葉、匂い、感触。
全て、写真のように切り取って、自分の外に保存できるようになって、それは脳内の記憶よりも確かで、しかも数多く保存できるのだけれど、その代わり、「忘れてもいい」という概念が人間に生まれてしまうことは、なんだかさみしい。

 

あぁ、そんな僕自身が、忘れちゃいけないものを忘れてしまっていて、なんだかさみしい。

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