1年に一度だけ、言葉を届けてくれる人

毎年、誕生日になるとメールをくれる女の子がいて、まぁ、無視するわけにもいかず、「ありがとう」とだけ、たいして気持ちのこもっていない返事をしていたのだけれど、そんな毎年もかれこれ10年くらい経って、それまでは相変わらず「ありがとう」とだけ、また次の返事がきても何も返さずにいたのだけれど、さすがに10年もそんなことをひたむきにされたら、気持ちも動くもので、「そろそろ会ってもいいかな?」と。

そんなわけで、10年目にして、「毎年欠かさずいつもありがとう」と返事した。
「別に、日課のようなものだから」と返ってきて、そこから何度か会話をして。

「あのさ、久しぶりに会わない?」って送ったけど、結局、会ってはくれないようだ。

 

顔を見ることが大事な人、会話をすることが大事な人、色々いるけれど、本来想い合って生きるもんだ。
いやいや、一方的に想い続けて生きるもんだ。
誰かの顔ってのは実は心の中で見ていて、誰かとの会話ってのは実は心の中でしている。

そうそう、君はやっぱり素敵な恋人だったよ。
好きになったのは、間違いじゃない。

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