音楽でプロとして仕事するために専門学校ってどうなの?

ボーカルでもギターでもベースでもドラムでも、パッと10代バンドマンが思い浮かぶのは専門学校へ進学する道だと思いますが、音楽専門学校はどういうところかというと、僕自身も経験していますし、周りの卒業したミュージシャンに聞いてもほぼみんな口を揃えて「専門学校は友達を作るところ」と言います。

もちろん、プロとしての知識は学べるところではありますが、プロとして仕事をもらえる場所ではないということです。

内容も学生のレベルも低い

プロ2

音楽の専門学校というものは、一応試験や面接などありますが、希望者はほとんどの人が入学できます。
試験や面接の意味は、レベル別にクラス分けするためというのが主でしょう。

基本的に学校というものは、平均レベルもしくは最低レベルの人がついてこれるペースで授業を進めていくものですから、教科書のレベルも低いですし、学生のレベルも低いです。

学校に入った人がプロになるのではない

専門学校のパンフレットやHPなんか見ると、「このアーティストの出身校ですよ~」みたいな触れこみがあると思いますが、多くのプロとして活躍するアーティストは、専門学校に入ったおかげでプロになれたわけではなく、もともとプロになる素質のある人がたまたまその学校に入ったというニュアンスのほうが合っていると思います。

実際、専門学校を卒業してプロとして活躍しているのはほんの数%ですし、そういう人はその学校に入らず別の学び方をしても、きっとプロになっていたでしょう。

仕事のないミュージシャンが講師をしている

プロ3

専門学校で教えている講師にはもちろん、第一線で活躍する一流のミュージシャン、次世代のミュージシャンを育てようという意志を持った講師などもいますが、自分の生活のために教えていると感じる講師がけっこう多いです。

簡単に言うと、バイトですからね。
1時間いくらという感じで時給が発生して給料もらってるわけです。

僕が個人でギターを教えているのも、そういう現状を見てきたというところがあります。
実際、メジャーデビューの経歴もありますし、専門学校の講師として所属することも可能だと思うのですが、教えることの目的の一番が「生活のため」にある環境には飛び込みたくないと思ってしまうわけです。

習いたい講師を選べない

クソ野郎2

あなたも義務教育や高校などで経験しているのではないでしょうか?
「あの先生が担任だったら良かったなぁ」とか「数学は○○先生に習いたかったなぁ」とか。

上に挙げたように、先生も様々。
授業以上のことを熱心に教えてくれる先生もいれば、ただ教科書に書かれたことをそのまま黒板に書いていくだけの先生もいます。

学校に入る側からすれば、習いたい先生を選べないというのは都合の悪いシステムですし、教える側からすれば、勝手に自分のところに生徒が割り振られて仕事がもらえるわけですからありがたいシステム。

個人で教えてる人間は、自分で生徒を獲得しなければいけないわけですから、それだけ努力が必要ですし、逆にいえばこういう環境に飛び込むと自分だったら怠けてしまうなぁ、と感じます。

プロに近づくことがプロになる一番の近道

プロ4

専門学校でも運よくこれが叶えばいいんですけどね。
習いたい先生、一流の先生に当たることは運です。

実際プロの現場に行って、「この仕事どうやってもらったの?」と聞くと「知り合いに紹介してもらって~」という話が一番多いんですよね。

紹介してもらって仕事をした結果、次も使ってもらえるかについては本人の力量に掛かっていますが、プロでやっていくのに何が一番難しいかというと、「仕事をもらう」ということなんですよね。
これは、技術とは別問題です。

仕事というのは信用ですから、例えば「デビューしている」とか「ファンがたくさんいる」とか「○○に楽曲提供している」とかそういう経歴が大事になってくるわけですが、まずはそういう経歴のある人に応援してもらってるということがひとつの経歴になってくるわけです。

書を捨てよ、町へ出よう

「技術や実力があれば仕事になる」と思っている人が多いですが、その中には「技術や実力はすでに十分」という人達がけっこういます。
何が足りないかって、「仕事をくれる人」が周りにいないんですね。

音楽業界は広いようで狭いので、あるミュージシャンから2、3人経由すれば誰もが知ってるアーティストと繋がっていたりします。

今なんかSNSなんかもありますし、簡単にプロの方とコミュニケーションが取れるようになりました。
ファンとなるとなかなか接触が難しいですが、同じ業界の人間、いずれ仕事する関係と認識されればけっこう親しく接してくれるものです。

どんどん、そんな場に飛び込んで、自分の存在を認識してもらうようにしましょう。
そうすれば、ある日突然おいしい話を頂けたりするものです。

▼関連記事

スポンサーリンク

あなたにおすすめの記事