好きなバンドを地元のライブハウスに呼ぶにはどうすればいいの?

以前、「音楽ファンのしゃべり場」というファンとアーティストが語り合う企画をやっていたのですが、その企画から出てきたファンの悩みや相談などを抜粋して紹介しようと思います。

宇都宮から毎回、東京のライブに足を運んでいる友達がいます。
「地元には全然来てくれないから、こっちから行くしかないじゃない!」って言ってたんですけど、その子はバンドのメンバーには「地元のライブハウスにも来てほしい」と伝えているそうです。

「地元に来てほしい」って言われるのどうですか?
また、どうしたら地元にライブしに来てくれますか?

なるほど。そういうセリフ、僕もよく言われましたし、多くのバンドが言われてると思います。
また、地元に来てほしいというファンの気持ちも分かるので、どうやったら地元に行けるか、どうやったら地元に好きなバンドが来てもらえるかお話していきたいと思います。

嬉しいけど、申し訳ない

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「地元に来てほしい」って言われるのは、そりゃ嬉しいですよ。
名古屋とか大阪のような主要都市なら、初めてのツアーでもそれなりにファンがライブに来てくれたりしますが、その他の地域でも初めて行ったのにひとりでライブに来てくれる人とかもいて、「こんな場所にも自分達を応援してくれてる人がいるんだ」「こんなところにまで自分達の音楽が届いてるんだ」って感じるとすごく嬉しいです。

そして、まだその地元でたいして知られていないのに、自分で見つけて僕らを好きになってくれたファンに対して、「また、この土地に来てライブしてあげたい」って思いますよ。

金さえあれば、どこでも行きます

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たとえ場所がどこだったとしても、ライブにひとりでも観に来てくれるなら行ってあげたい。
多くのアーティストは、そう考えていると思います。

だけど、現実問題として、お金が掛かるんですよね。

交通費や宿泊費だけでも、かなりの出費です。
その日のライブの集客や、CD、グッズの売上でトントンになる見込みがあるなら、たぶん多くのバンドは頻繁にその地域に足を運ぶと思いますよ。

実際、どれくらいお金がかかるのか?

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「地元のライブハウスに来てほしい」って言うのは簡単ですが、あなたの地元に足を運ぶのに実際どれくらいの金額がかかるか分からなかったりしますよね?

例えば、東京から大阪の吹田まで高速で行くとして、

・高速料金 10,700円(7,490円)

これにガソリン代を加えて、

・ガソリン代 約6,000円

これを往復するのですから、倍の

・東京-大阪間の交通費 33,400円

仮にライブチケット代が2000円だとして、その50%の1000円がバンドに入るとしたら、

・33,400円÷1000円=33.4人

を集客できて、やっとトントンにすることができます。

実際にはこの他に食事代、駐車場料金、また打ち上げの費用が掛かったり、もし前乗りして前日から泊まったり、ライブ後に夜走りで直帰しなければバンド人数分の宿泊代が加算されます。
サポートメンバーがいれば、別にギャラも発生します。

単純計算でも、大阪にライブに行った時に10人しかお客さんが来てくれなければ、バンドは20,000円以上赤字になるわけです。
実際、東京から来たバンドがそれくらいしかファンが入っていないケースをライブに行く方ならたくさん見てきてますよね?

自分達の宣伝の為ももちろんありますが、それくらいの出費覚悟で多くのバンドはあなたの地元にライブしに来ているということです。

昔よりバンドはツアーに行かなくなった

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一昔前までは、バンドがツアーで全国を周るのには大きな意味がありました。
さきほども言いましたが、まさに宣伝のためです。
その土地のライブハウスに行ってライブをすることが、ファンを増やす一番の宣伝になったからです。

だけど今はわざわざ足を運ばなくても、ファンが増やせるようになったんですよね。
インターネットの普及によって。

お客さん側もそうじゃありませんか?

気になるバンドがあったら、Youtubeとかでまず探してMV観たり、ライブ動画観たりしません?
それを見てかっこ良さそうだったら、実際にライブに足を運んでみる、という感じ。
SNS上でも、友達に進める時にそうやってYoutube動画をURLを貼って「聴いてみて」と言っているのを見かけたりします。

昔は、こうじゃなかったんです。
実際にライブハウスに足を運んで、そのバンドがかっこいいかどうかを見極めるしかなかった。
そして、友達に薦めるにも、その友達をライブハウスに連れて行くしかなかったわけです。

そうやって、ファンがまたファンを呼んでくれるから、何度も地方に足を運ぶ意味がバンドにはあったわけです。
ですが、今はYoutubeなどの動画でライブに行くかどうか判断されてしまいますから、わざわざ足を運んで通う必要がなくなったのです。

急増する、売れてから地方でライブするアーティスト

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ここ数年の傾向としては、アーティストやバンドは自分達の地元で活動するケースが多くなってきました。
そして、知名度が上がって他の地域でも集客が見込めるようになったら、ツアーに出るという形です。

東名阪、九州も福岡くらいは行ったりしますが、それ以外の地域は外されることが多くなってきました。

僕もSNSを利用していますが、SNSで調べれば、どこの地域にどれくらいのファンがいるかって判断できてしまうんですよね。
だから、集客の見込みがないところは損失が増えるだけなのでライブに行くのは避けてしまう。
バンドマンも無駄な投資はしないようになってきました。

ソロアーティストなら呼びやすい

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さきほど、高速代、ガソリン代を例に出しましたが、これはバンドの場合だと機材があるので車移動にどうしてもなってしまうということです。

これがソロのシンガーソングライターであれば、夜行バスなどでの移動も可能になりますから、だいぶ出費が抑えられます。
夜行バスなら、東京-大阪間で3000円以内で行けたりしますからね。
往復でも6000円ですから、6人呼べる見込みがあれば割と気軽に行けると思います。

バンドでも、ボーカルだけ弾き語りに来てもらうという形であれば、このようなスタイルを取れますから、ファンの方もそんなふうにお願いしてみるのもいいかもしれません。

どうしたら、私の地元にバンドが来てくれるのか?

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という問いですが、答えは簡単です。
バンドが、あなたの地元に来るのにかかる経費をライブで取り返せればいいだけの話です。

もし、本気で呼びたいのなら、ただ「地元に来てほしい」と言うだけでなく、「地元に来てもらえたらこれだけ集客できる見込みがありますよ」というのを伝えられれば、来てくれる確率は上がると思います。

実際に、そういったファンの方が自分でイベントを組んで、好きなバンドを地元に呼んだりするケースも増えてきました。
この場合は、「出演料○○円」というふうに最初にギャラを提示しているから、バンドも安心してライブをやりに行けるというわけです。

CDを予約しよう!

よく、バンドマンが「いついつ発売なので、ぜひ予約して下さい!」なんてお願いしてると思いますが、「別にそんな売れてるバンドじゃないから、いつでも買えるし」って思うんじゃなくて予約してあげることも効果的です。

予約があったことは、そのCDショップの情報として反映されますし、それによってお店の展開の規模が変わったり、新たに入荷する枚数が増えたり、次回作の入荷枚数が増えたり、またどこの店からどれだけ発注があったか?ということはバンドにも情報が入ってきますから、どこにライブをしに行くかの指標になったりします。

たとえば、こんな些細な行動が、実はバンドにとって大きな影響を及ぼしているんです。

▲今回、元になった動画はこちらです。
お時間あれば、この記事で書いたことをさらに細かくお話しているのでこちらもどうぞ。

今の時代、ファンが頑張って地元のファンを増やすということもできますし、本気でバンドを地元のライブハウスに呼びたいとお考えなら、あなた次第で呼ぶことは可能です。

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