バンド解散の理由と、その後のメンバーとファンの正しい接し方

バンドの解散、活動休止、脱退などが相次いでいるこの日本ですが、その理由や真相は何なのでしょう?

ファンにとっては、応援してきたバンドが解散してしまうのは大変辛いもの。
理由を知ったからといって、気持ちは晴れることはないですが、SNSやホームページでの告知されるテンプレートの解散発表ではなく、本当の真相が知りたいものです。

また、バンドが解散、活動休止した後のファンは、どのようにそのバンドと接していけばいいのか?どのようにそのバンドのメンバーの今後の活動を応援していけばいいのか?いろんな悩みがあります。

今回は、そういったことについて、読者様から質問をいただきましたので、バンドの解散、活動休止について、詳しくお答えしていきます。

choroさん、こんにちわ。

私、解散したバンドをずっと好きなことを後ろ向きだと言われたことがあります。
特にメンバーさんが新しい活動されてる場合はそう思われがちですが、バンドが動いていようがいまいが、好きな音楽に変わりはないと思ってますが、演者さん的にはもう過去なんでしょうか?
今を応援してない訳じゃないので、複雑ですね。

解散には必ず理由がある

金がない

「楽しくて全てが上手くいってる」なら辞める理由はありませんから、メンバーが病気や事故に遭わない限り、解散や活動休止にはありえません。
ですから、必ず解散、活動休止、またメンバーの脱退には、マイナスな理由、ネガティブな理由が潜んでいます。

一番多いのは、やっぱりお金の問題です。
これは、昔も今も変わりません。

「楽しいけれど、お金にならない」
「自分のバンドかっこいいと思っているけれど、ファンが増えない」

一昔前は、お金の問題といってもこうではありませんでした。

多くのミュージシャンが食べていけた時代は、お金の問題の解散というのは印税率の問題。
作詞・作曲をしているメンバーとそれ以外のメンバーでの収入格差から生まれるお金の問題です。

ですが、現在はそれ以前に、「食えない」というお金の問題です。

自分のやっている音楽には自信を持っているけれど、仕事として成立しないから、廃業せざるを得ないんです。

テンプレートとしては、「音楽性の違い」が挙げられますが、これも結局はお金の問題であることが多いです。

あなたも仕事をしていれば理解できますよね?

仕事をしていると、楽しいことばかりではありません。
自分の意にそぐわないことも、仕事としてしなければいけないことが沢山あります。
だけど、お金をもらっているから妥協して仕事を続けているという現状があるはずです。
辛いことはあるけれど、お金をもらえる仕事をさせてもらえるというのはそれだけありがたいことです。

その他、メンバー同士が仲悪くなったり、ファンに疲れてしまったり、理由は色々ありますが、何か辞めるに至った原点の要素はお金の問題です。

最近、バンドを解散、活動休止してソロで活動するアーティストが増えていきますが、仕事として音楽をするならひとりのほうが収入が得やすいです。
4人バンドだったら収入も4で割りますから、バンドで40人お客さんを呼ぶのと、ソロで10人お客さんを呼ぶのとで収入は一緒です。

そんなふうに、音楽で食べていける次の可能性を求めて、別の道を歩む形が、音楽業界が低迷している現在、一番多い傾向です。

「また、やったりしないんですか?」

お願い

という言葉、たくさんのファンから言われますが、この瞬間ほど怖いものはありません。

メンバー同士の仲が悪くなって解散したなら「もうやりません」と心から言えるかもしれませんが、バンドが活動休止や解散に至るのに一番多い理由はやっぱり「売れなかったから」です。

「オレだって、またやりたいよ~」

「楽しいけれど、お金にならない」「自分のバンドかっこいいと思っているけれど、ファンが増えない」からバンドを解散したメンバーだったら、これが本音です。

だから、何も言い返すことができないんですよね。
本音を言って、ファンに下手に期待を持たせることもできないし。

つまり、本人は解散したバンドがファンと同様に好きなわけですから、新しく始めた活動で売れて、お客さんも集まるようになったらまたバンドをやる可能性があるということです。

「演者さん的にはもう過去なんでしょうか?」

という質問がありましたが、現在新しい活動をそのメンバーさんがされているなら、それは過去のものだと受け止めてあげるのがファンの優しさだと思います。

だけど、別に過去は失敗だったとか、過去とサヨナラするとかそういう意味ではなくて、その過去があって今の活動があるのですから、アーティストにとっては大切な愛すべき過去です。

その辺を理解してあげた上で、むやみにファン側から過去を掘り出さないという心掛けが大切です。

解散したバンドをずっと好きなのはいけないこと?

ずっと好き

それ自体は何もいけないことじゃありません。
ただ、その想いを口に出して「昔のバンドの曲が好き」だとか「またやってほしい」と本人に伝えることは必ずしも良いことではありません。
むしろ、傷つくアーティストのほうが多いです。

アーティストの気持ちは、なかなか分かりづらいかもしれませんが、例えば、バンドはアーティストにとって恋人だと思って考えてみてください。

アーティストは、あなたの男友達です。
そして、アーティストが解散したバンドが「前の彼女」、アーティストが新しく組んだバンドが「今の彼女」です。

そんな男友達に、あなたはこう言うんです。

「前の彼女、性格も良かったし可愛かったなぁ」
「別に今の彼女が好きじゃないわけではないけど、ヨリ戻したりしないの?」
「また2人仲良くしてるとこ見たいし、私の彼と4人でまた食事にも行きたいなぁ」

あなたが、解散したバンドのことを掘り下げて、「また、やったりしないんですか?」と元メンバーに言うのは、これと同じです。

もし、あなたがこういうこと言うのは失礼だと感じるなら、アーティストにもそういう発言は控えるべきです。

音楽の素晴らしいところは、本人がこの世を去った後も、曲はいつまでも色褪せることなく愛され続けること。
好きなものを好きであるという気持ち自体は、何も悪いことじゃありません。

ですが、それを口にするか、本人に伝えるかはマナーとして行動すべき範疇でしょう。

お役立ち書籍

もし、あなたが解散したバンド、活動休止したバンドに「もう一度やってほしい」と思っているなら、元メンバーの今の活動を支えてあげること、応援してあげることが一番です。

もし、元メンバーがお金だけの問題でバンドを辞めたのであれば、お金の問題さえ解決すれば、またバンドをやりたいと考えるはずです。
そのためには、今の活動で売れることが大事なわけ。

SNSが普及したことによって、一般の方でも多くの情報を発信できるようになりました。
そして、そんなSNSの普及により「つながることでしか売れない時代」になっています。

▼タダでは言えないウラのウラの話

打ち合わせ

ギタリストchoroの「音楽よもやま話」プレミアム』では、公には言えない裏の裏の濃厚なお話を限定公開しています。

なにせ僕も音楽業界で生きている人間ですし、本当にタブーな話はできないんです。
同じバンドマン、業界人、ライブハウスに目をつけられたら業界で生きていけなくなりますから。

ここでも、かなりタブーギリギリの限界に挑戦させてもらっていますが、さすがにお伝えできるのはここまでが限界。

「バンドマンの生態」「バンドマンと付き合う方法」「愛されるファンになる方法」など、オモテには出てこない音楽業界の真相を、バンドマン、業界人、ファンのリアルな体験談を通してお伝えしています。

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