サーキットイベントにバンドが出演してなんかメリットある?

近年で増えてきた、ライブハウスを複数個所使って開催されるフェス型音楽イベントのことを「サーキットイベント」「ライブサーキット」なんて言ったりしますが、イベント自体が増えていることから見れば音楽ファンに需要はあるのだと思いますが、そのイベントに出演するバンドやアーティストにとって何か得するメリットはあるのでしょうか?

出演時間も少ないし、ライブ後の物販やファンとの交流もできないし、新しいファンの獲得の場になるのか?

そんな質問を音楽ファンの方から頂いたので、ファンとアーティストの語らいの場で、両方の立場から色々と意見を出しあい対談してきました。

「フェス」「サーキットイベント」の違いって?

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まず、お話をする前の大前提として、ここでは、このように大別させていただきます。

フェス

広大な敷地に会場やステージが用意されたイベント。
つまり、ライブハウス以外の場所を使ってライブが行われるイベントという意味で使わせていただきます。

ライブ以外の楽しみも多く、居るだけで非日常感を感じることができるので、普段ライブハウスには足を運ばない音楽ファン、またたいして音楽やアーティストに興味のない方も、休暇を楽しむためのイベントとして夏フェスを利用したりなんてケースも見かけますね。

サーキットイベント

ライブハウスや飲食店などを複数個所使って開催されるイベント。
ひとつの駅周辺にあるライブハウスを使って、街中で開催されるもの。

こちらはライブハウス規模なので、普段からライブに通うようなコアな音楽ファンが客層として一番多いと思います。
値段もフェスに比べればお手軽なものが多いですし、ライブ好きなファンにとっては気軽に参加できるイベントだと思います。

知らないバンドも観るの?

なぎさ
東京だと渋谷を一帯にしたり、新宿を一帯にしたりといった、サーキット形式のイベントってけっこう増えてきてると思うんですけど、TwitterとかSNSを色々チェックしてると、みんな目当てのバンドを観に行くだけで普段のライブと変わらない感じになっていて、他の知らないバンドを探すために色んなライブハウスを周る人ってそんなにいないんじゃないかなと思って…皆さんその辺どうですか?
やよい
まずは、そのサーキットイベントに目当てのアーティストがどれくらい出るかによって変わりますね。

自分の好きなアーティストがいっぱい出るんだったら、そのアーティストを中心にタイムテーブルを組みます。

でも、自分の好きなアーティストが1組しか出てない場合は、観たことのないアーティストとか、ライブハウスに足を運んでみようって感じでタイムテーブルを組みますよ。

めぐみ
行ったことのないライブハウスに行こうっていうのはあるかも。
下見もかねて。
えりか
うん、自分が好きなアーティストの前のアーティストから観に行って、どんな音響してるかとか色々チェックして、好きなアーティストのライブに集中できるようにしたりとかね。

あと、友達が好きだって言ってたバンドを、サーキットイベントの時に観に行くことはあります。

自分は観たことないけど、なんとなく名前は知ってて、「あ、コレあの子が言ってたな」ってバンドが出演してると、自分の組むタイムテーブルに入れたり。

やよい
好きなミュージシャンがサポートしているバンドを観るっていうのも、こういった機会の時ですね。

サポートしているメインのアーティスト自体が好きじゃなければ、好きなミュージシャンでも観に行こうとはなかなか思わないので、こういうサーキットイベントだと気軽にそういったアーティストも観に行けるからいいですよね。

うらら
全く知らないバンドだったら、観に行くことはたぶんないですね。
観るとしたら、知らないバンドがお目当てのバンドの前後の時。

私も、名前は知ってるけど観たことないバンドは、サーキットイベントの時にチェックします。

どうすれば知らないバンドでも観に来てもらえるの?

名前だけでも知っててもらえてるバンドは、観てもらえることありそうだけど、名前も知られてないバンドはどうすれば観てもらえる可能性が上がるのか?
その辺について、質問してみました。

やよい
サーキットイベント中に、フライヤー配ってたりするバンドっているじゃないですか?

そうやって、少しでも直接触れ合うと印象変わるから、もらったフライヤー観て気になったり、ちょうどそのバンドの出演時間に自分が観たいアーティストがいなかったら観に行くことはありますよ。

なぎさ
うん、フライヤーを配るのは効果的だと思う。

一緒に、CD-Rなんかも配ってると、なおさら好印象。

えりか
私は事前にがっちりタイムテーブル組んじゃうので、フライヤーでは気持ち変わらないですね。

何気にイベントの日、フライヤーって沢山もらうからアーティスト選べなくなっちゃうし、CD-Rとかもその場じゃ聴けないですしね。

でも、CD-Rに曲の歌詞とかついてて、その歌詞がいいなぁって思ったら観に行っちゃうかも。

めぐみ
けっこう押し強くきてくれたほうがいいと思う。
印象に残らないと、意味がないから。

フライヤー配ってる人たくさんいるから、ただ渡すだけで終わりじゃなくて、一言二言でも言葉交わすだけで、他のアーティストより印象に残ったりするんです。

バンドはファンを獲得できるのか?

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一番、サーキットイベントに出て、得できるのはそのイベントで中堅に位置するアーティストだと僕は思います。

イベントのメインになるアーティストの場合、ライブハウス規模だとファンだけで入場規制がかかってしまうことも多いので、なかなか新しいファンの獲得は難しい。

また、名前も知られていない若手バンドの場合、ここで語られたように新たに観に来てくれる人もほとんどいないし、そういうバンドはイベントにもノーギャラで誘われたりすること多いです。
ただ、イベント自体が知名度があれば、出演するだけでバンドの格が上がるので、そういった意味では出演するメリットはあると思います。

中堅に位置するバンドは、名前だけ知ってもらえているバンドは、新たに観に来るお客さんも多いので、ファン獲得のチャンスは一番あるんじゃないでしょうか。

僕は、サーキットイベントではなく、大型のフェスにバンドで出たことありますが、キャパ3000人規模の会場でライブしても、そこから自分達のライブに足を運んでくれた人は2、3人ほどでした。

サーキットイベントは、フェスとは違って、よりコアな音楽ファンが集う場所ですから、フェスよりはライブ集客に繋がると思いますが、お客さんのお得度に対して、バンド側のお得度はけっこう低いかもしれませんね。

物販が売れない

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これも、けっこうアーティスト側からよく聞きますね。

サーキットイベントの場合、たくさんのアーティストが出演しますし、集客力によって各アーティストに支払われる出演料ギャラが違ったりします。

なので、アーティスト側としては、物販などでCDやグッズを販売することで、その日の売上を確保したいところなのですが、お客さんはライブが終わるとすぐ次に観たいアーティストのいる会場に移動してしまうため、物販をしてもほとんどCDやグッズは売れないようです。

たくさんのアーティストが出演しているため、物販の時間も限られていますし、その短い時間に買ってもらうことはなかなか難しいです。

アーティスト側、ファン側、両方がもっとお得になれる環境作りには、まだまだ色々と考えられるところがありそうな気がしますね。

▼今回、元になった動画はこちらです。
お時間あれば、この記事で書いたことをさらに細かくお話しているのでこちらもどうぞ。

アーティスト、ファンそれぞれに、それぞれに悩みがあったり、「もっと音楽業界を良くしたい」って考えている方いると思います。

当コラムで、色々と取り上げていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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