ライブハウスの再入場禁止に納得できない!ファンが納得できる理由があるなら教えてほしい

ライブハウスを利用するお客さんが、ずっと不満を持っている2つの問題があります。

ひとつは、タイムテーブルの非公開。
これについては、「バンドはライブの出演時間をファンに告知すべき」「タイムテーブル非公開のバンド、ライブハウスに対するファンの反応まとめ」で書かせていただきました。

そして、もうひとつは、再入場禁止の問題です。

上の記事を受けて、元ライブハウススタッフの方からメッセージを頂いたのでご紹介させていただきますね。

choroさんこんばんは!
O子です!

唐突ですが、今回の出演時間の件、激しく同意でございます。
私がライブハウスのスタッフだった時も納得出来てませんでした。

バンドの自主企画で流れも含めて面白いし知らない方がドキドキするから告知しない、とかならまだ分かりますが、基本的には告知した方が動員上がるのにってずっと思ってました。

あと、再入場禁止もよく分かりません。
一応先輩に理由は聞いた気がしますが、納得出来ない答えだった様な…
何千、何万のキャパなら分かるのですが、300人位のキャパなら半券確認すれば済む話なのに。。

私が受付の時は事情によってはこっそり再入場OKにしてました。
後から来た友達がどうしてもライブハウスの場所が分からなくて迎えに行きたいとかあるじゃないですか。

勿論そんな事じゃなくても、ちょっと真ん中だけ抜けてどっか座りたいとかでも、その土地の名物食べてまた戻りたいとか、そんな理由でもホントは良いと思ってます。

ライブバーやカフェなら、椅子も食事も豊富だし、受付も後半から居なくなりがちだし、基本再入場禁止で何かあればスタッフに言って出入りしてね位の臨機応変型でいいと思うんですけど。

頑なに再入場禁止な理由はなんなのでしょうか?
スタッフだったくせにchoroさんに聞いてごめんなさいm(__)m笑 

ライブハウススタッフだった方からのご意見とは、大変ありがたいですね!

早速、この再入場禁止の問題について考えていきましょう!

ライブハウスの考え方

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ライブハウスの再入場禁止の理由としては、理由が明確な場合とそうでない場合があります。
現に、O子さんは理由をはっきり覚えていないし、納得できていなかったですからね。

一般的に、再入場禁止の理由として店側が挙げるのはこのふたつです。

「ライブハウス前で騒がれて近隣に迷惑がかかるから」

「半券持って外出て、他の誰かにそれ渡して、違う人が再入場したら困る」

つまりは、客側に問題があるって言い分です。

しかし、ライブハウス全盛期のお客さんが溢れていた頃だったら分かるんですが、今の時代、ブッキングライブだと10~20人程度のお客さんしかこない公演も多いです。

ワンマンライブの日に再入場禁止にするならまだ分かるのですが、全てのライブ公演を再入場禁止にする意味ってあるのでしょうか?

アーティストの考え方

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アーティストは基本的に、ライブハウスの言いなりというのは「バンドはライブの出演時間をファンに告知すべき」でも書きました。

ですから、「ライブハウスに再入場禁止と言われたから再入場禁止」というのが、一般的なアーティストの捉え方でしょう。

もし、少しでも再入場禁止をどうにかしたいと考えていたり、再入場禁止の理由を知っているなら、例えばライブハウス前で騒がないようにファンに呼びかけたりすると思います。

ライブ終了後に出待ちしているファンと仲良く話しているようなら、「ライブハウス前で騒がれて近隣に迷惑がかかるから」という理由とは矛盾しますからね。

まぁ、正直なところ、多くのバンドマンは再入場禁止の理由について考えていませんし、行動はしなくても「別に再入場禁止にしなくてもいいんじゃね?」と思っています。

ファンの考え方

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O子さんが、ほぼファンの意見を代弁してくれていると思います。
というのも、ライブハウスのスタッフって元々ファンから入った方が多いですから、ファンの気持ちを理解している方が多いです。

元々、バンドが好きだったけれど、ただ自分が楽しむためだけではなくて、バンドを違う形で応援したいって方が音楽業界に入ったりしますからね。

ファン目線からすると、「再入場禁止」が嫌なんじゃなくて、その理由をライブハウスが明確に提示していないのが本当の不満の原因だと思います。

ファンが再入場したい理由は、こんな感じだからです。

「3バンド出る時に、1つ目と最後は見たいけど、2つ目のバンドは興味ないって時」

「小腹が空いたから、コンビニでおにぎり買いたいって時」

「疲れたから、少し座りたいって時」

「メール送りたいけど、地下で電波ないから、地上に出たいって時」

つまり、これって店側の経営努力の怠慢の問題だからです。

ライブハウス側が、すべてのバンド観たくなるようなブッキングをしてくれればいいし、フードを充実させればいいし、休憩スペースを設ければいいし、Wi-Fiを設置すればいいだけの話です。

その努力を全くしないで身勝手に「再入場禁止」にするなら、じゃ何もしなくていいから、せめて再入場くらいできるようにしてくれよ、と。

半券を他人に渡す問題についても、だったら手の甲にスタンプ作るようにすればいいのに、それさえもしない。

ライブハウスが住宅街などにあって、「近隣に迷惑がかかる」問題をどうしても解決できない場合もありますが、ほとんどはライブハウス側の怠慢なのに再入場禁止の理由を客側の責任にしているのが、ファンの不満です。

サーキットフェス増加による変化

音楽フェス

そんな独占市場にあったライブハウス業界ですが、サーキットフェスの増加により、少しずつ変化は出てきています。

サーキットフェスだと、ライブハウスを渡り歩きますから、再入場が前提です。
ですから、チケットではなくリストバンドの形態。

その利便性に多くのファンやアーティストが気づき、再入場禁止に疑問を持つ人が増えてきています。

また、ロッキンジャパンのような再入場可能な野外フェスのほうが、お客さんを会場内にとどめるために飲食店や休憩スペースを設けたりと経営努力しています。

再入場可能が、みんな幸せになる形

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バンドブームの時代は、確かに再入場禁止にする必要性があったかもしれません。
当時は、バンドもファンも毎晩満員でスタッフだけでの管理が難しかったですし、お酒だけ出していればお客さんも満足できていました。

ですが、今の時代は違います。

再入場可能にしたほうが、ファンはライブハウスを心地よく利用できますし、例え再入場可能にしたからといって、店側がしっかりお客さんを留める努力をすれば、お客さんもライブ公演終了までライブハウスで過ごしたいと思ってくれるはずです。

再入場禁止はライブハウスとバンドだけがお得なシステム

ワンコイン

再入場をオッケーにすることは、バンド、ライブハウス、ファンの3者全てがハッピーになれるシステムだと思いますが、もう何年もファンが再入場禁止に不満を持っているのに、未だその現状が変わらない理由が存在します。

お客さんの立場からすれば、何ひとつ得がない「再入場禁止」ですが、ライブハウスやバンドマンからすれば、そう簡単には譲りたくないシステムでもあります。

さすがにここから先は、僕のアーティスト生命にも関わってきますので、noteの限定公開記事でお話させていただきます。
ご興味のある方だけ、お読みください。

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