バンドは見栄やプライドを捨てて、チェキや握手券を売るべき

いまやアイドル業界では、特に地下アイドルの世界では、チェキや握手会は定番になっていますが、V系業界をはじめ、バンド業界でも少しずつチェキや握手会の波は広がってきています。

ですが、J-POP、J-Rock業界では、まだまだチェキや握手会は毛嫌いされていて、そういったビジネスシステムが音楽業界全体に広がっているわけではありません。

だからこそ、定着していない今、チェキや握手会を取り入れていくべきです。
あくまで音楽ビジネスの副産物ですから、それを音楽の収益の柱にすべきではありませんが、需要のある今の時代に合ったサービスを提供することに価値があります。

握手券の何が問題か?

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アーティスト達は、「音楽を売っている」というプライドの下に活動しています。

それが、チェキをしたり、握手券をつけたりしてCDを売ることができない一番の原因です。

「自分達は、音楽を売っている人間なのに、チェキのような見た目で売るなんてとんでもない。」

「CDのオマケが握手券じゃなく、握手券のオマケがCDになってしまう恐れがある」

というふうに、あくまで「音楽を売る」ことから目的がそれないようにするというのが、アーティスト達の言い分です。

ですが、音楽以外のサービスを売ることの何がいけないのでしょうか?

アーティストだって音楽以外のものを売っている

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バンド、シンガーソングライターだって、握手券のようなオマケをつけて売っています。

例えば、購入特典としてステッカーを付けたり、MVのDVDを付けたりしてファンの購買意欲を掻き立てていますよね。

これもCDを売るためのオマケですし、それによって実際に売り上げを伸ばす効果があるわけで、その点では握手券と何も変わりません。

ですが、アーティストが問題視するのは、「握手券には物的価値がない」という点です。

特典につけるステッカー、DVDなどはそのモノ自体に価値があるものです。
ですが、握手券は握手券自体に価値がなく、「握手するという権利」に価値があります。

ここが、線引きのラインになるわけですが、ファンがそれを気にしていないのであれば何も問題はないと思います。

実際、バンドのライブの後に写真を求めてくるファン、握手を求めてくるファンはたくさんいます。
それだけファンにチェキや握手が需要があるということ。
ファンにとって、価値のある行為だということです。

そんな価値のあるものを売らないで、「CDが売れない」「ライブに来てくれない」と嘆くくらいなら、売ってあげたほうがファンのためです。

ファンは、好きなバンドがいつまでも活動を続けてくれることを望んでいます。
ライブしても、CDを出しても、赤字にならずバンドの活動が続けられるなら、ファンにとってもバンドにとってもハッピーなことではありませんか。

ファンのことを一番に考えるなら、アーティストとしての小さなプライドは捨てるべきです。

仕組みを変えられない大人達

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音楽業界全体で問題になったのは、アイドルが握手券をつけて売ったCDがオリコンなどの音楽ランキングに入ってしまったことです。

「CDの売り上げ=楽曲の評価」という概念でランキングが成り立っているのに、「ファンが握手券ほしさにCDを買っているだけなのにランキングに入るのはおかしい!」というわけです。

ですが、だったら握手券を批判するのではなく、CD売り上げランキングの定義を変えればいいだけのことです。

結局は、アイドル業界とアーティスト業界の対立なだけですから、わざわざ事務所に所属していないインディーズアーティスト達は、そんな騒動に意見を流される必要はありません。

応援したいのに、買うものがないファン達

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ファンからは、こういう意見を出ることがけっこう多いんです。

「アーティストを応援したいからCDはもちろん、グッズも買うのだけれど、もう全部買っちゃってライブに足を運んでも買うものがないんです。」

「2個も3個も同じTシャツ買うっていうのもだし、でも新しいグッズが販売されるまでに時間がかかるんです」

また、ライブハウスの物販でCDを買った方から、こんな話も聞きました。

「もうiTunesで曲は買っちゃってるんだけど、ライブでテンション上がっちゃってCD買っちゃいました!」

「ライブがとても良かったら、その気持ちに相当する分のお金をバンドに払ってあげたくなります」

こんなふうに、ファンの方にはチケット代以上の価値を感じたから、その対価を支払いたいという方が多いです。

だけど、物販で買うものがないという現実がそこにあります。
だからといって、アーティストに直接現金を払うわけにはいきませんよね。

そんなファンのために、チェキや握手券という何枚買っても無駄にならない商品があったほうがいいと思うんです。

少なくとも、そういった「体験」を売るサービスを、これからのアーティストはひとつは用意するべきです。

プライドを捨てられないアーティストとファン

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「オレ達は、音楽を売ってるんだ。」というアーティストのプライドと、「あたし達は、音楽を評価してるの」というファンのプライド。

結局、一番チェキや握手券に踏み込めないのは、理屈的な問題ではなく、感情的な問題です。

だけど、CDに特典つけて売ってるじゃないですか?
Tシャツとか、缶バッチとかグッズ買うじゃないですか?

アーティストは、ライブのチケット代だけでは食ってはいけない時代です。
物販の収入が増えれば、より良い環境でレコーディングができて、良い楽曲を作ることができます。

ファンも、アーティストがバイトせず、音楽で生活してくれたほうがいいですし、その分音楽に集中して、良い曲を作ってくれるならこれほど嬉しいことはありません。

だったら、そんな小さなプライドは捨てて、アーティストとファンが共にハッピーになれる環境を作っていくべきです。

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