バンドマンから嫌われるオバンギャ

狭義ではV系好きのファンのことだけど、最近では音楽の趣味も幅広く一般のバンドアーティストに対しても広義で使われるようになったバンギャ(バンギャル)という言葉。

さらに、オバンギャとは(おばさん+バンギャ)の意味だけど、まず何歳からなのか?という年齢に対する疑問がありますね。

これについては、ネットなんかで調べてみると、だいたい30歳過ぎてからはそう呼ばれる感じみたいです。確かに10代からすれば、30歳は「オバサン」ですよね。
40代、50代と上がっていくと、さらにババンギャ(ババア+バンギャ)なんて言われるみたいですよ。

僕はバンドマンでさらにギター講師もしてるので10~50代の方とよく接するし、仕事じゃなくプライベートでも、けっこう幅広い年代と接しています。

そんなわけで、上の年代の気持ちも下の年代の気持ちも理解できてると思っているので、お互いの意見をまとめながらオバンギャについて解説していきますね。

いい歳して痛い

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これが10代、20代前半からする率直な意見です。
言われ方としては、「いい歳して~ずうずうしい」みたいに「いい歳して~」って前置きが必ずつけられてしまうってことですね。

たとえば、

  • 服装が派手
  • 物販で話しすぎ
  • 出待ちする
  • 最前列を陣取る
  • はしゃぎすぎ

などですが、これって年齢関係なくファンならすること、したいこと。
だけど、見た目や年齢の違いで色気ババア呼ばわりされてしまうわけなんです。

若い子がすれば、「若いから、服装が派手でも仕方ない」「若いから物販で話しすぎちゃっても仕方がない」と言ってもらえるんですが、おばさんが同じことすると、「いい歳して、服装が派手でみっともない」「いい歳して、物販で話しすぎでうざい」なんて言われちゃうんですね。

これは僕の話ですが、たとえば10代の時、「無口で全然自分の意見言わないね」と言われていたのに、歳を取ると「落ち着いてるし、人の意見に寛容ですね」なんて言われちゃうんです。

自分、何も変わってないのに。

そんなふうに、見た目や年齢が変わるだけで、同じ行動をしていても、周りの見られ方って変わってしまうんですよね。

バンドマンにも痛いと思われている

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これが若いファンの子だけに、「いい歳して~」と思われてるならまだいいですが、当のバンドマンにもそんなふうに思われちゃってます。

「このおばさんウザいな」
「このおばさん痛いな」

なんて、直接的には思わないですよ。

だけど、「このおばさんウザいな」って他のファンに思われてるんじゃないか?
「このおばさん痛いな」って他のファンに思われてるんじゃないか?
ってことは考えます。

バンドマンは常に周りを見ていますからね。
目の前のファンと仲良く接することは、他のファンから見てどう映るのか?
自分の印象を悪くしてないか?良くしているか?なんてことは考えるわけです。

気持ちはいつだって乙女

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逆に若い子たちに知ってもらいたいのは、オバンギャも君たちと中身は全然変わらない、ってことです。

見た目のせいで変わったように見られがちだけど、精神的にはみんな10代、20代のままなんです。

それが、仕事の場面ならまだ年齢を意識できますが、自分の趣味、好きなこと、プライベートな場になれば自由で自然な自分でいたいじゃないですか。
周りから何も言われないなら、誰だって心のままに行動したいと願います。

だから、それを若い子も理解してあげて、同じバンドを好きな者同士、世代問わず、差別区別なく仲良くできるのが一番なんですけど、実際はやっぱり難しいですよね。

僕も業界の先輩になってしまって、気を遣われるケースが増えましたし。
末っ子気質でなんでも人に任せて生きてきたんですが、食事ひとつにしても自分から誘わなきゃいけなくなりました。
こちらがいくらフレンドリーに接したいと思っても、後輩には目上の人扱いされてしまいます。

上から下は、自分が経験してきた道のりだから理解できるけど、下から上はこれから経験していくことだから理解ができません。
やはり、先輩が後輩の気持ちを汲んで行動してあげなきゃいけないのかもしれませんね。

音楽業界からも煙たがられるオバンギャ

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商売で店を繁盛させていくためには、「常連しかいない店は潰れる」なんて言われるんです。

常連で客が固まってしまうと、新しい客が入りづらい雰囲気になってしまいますから、お店がそれ以上繁盛していかなくなるんですね。

新しい客が入ってきて、古い常連が離れていって、その新しい客が新しい常連になり、古い常連がたまに店に顔を出すようになる、という流れの繰り返しが一番お店が繁盛するパターンなんです。

音楽事務所、レコード会社、イベント制作会社も企業ですから、やはりそういったノウハウは頭に入っているわけで、バンドを売るにもやはり同じ傾向があります。
常に新しいファン、特に若い世代のファンを獲得しようと仕掛けています。

昔からのファンが最前列を埋め尽くしてるバンドが衰退していくのを見たことありませんか?
衰退はせずとも、何年やっても一向にファンが増えていないバンド、見たことありませんか?

少しずつ最前列の熱狂的なファンが入れ替わり、だけどワンマンライブや地元のライブ、特別なイベントの時には昔からのファンがちゃんと駆けつけてくれる。
そんな状態が一番望ましいわけです。

なので、古参者のオバンギャに対して一番警戒が強いのは、そういった大人達かもしれないですね。

「ほんとにバンド応援してるなら、売れてほしいと思ってるなら、後ろでひっそり見てろ!」みたいな。

バンドマンからも煙たがられるオバンギャ

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このバンドマン目線というのが一番伝えるのが難しいですね。
ここでも書いたように、若い子の気持ちも、オバンギャの気持ちも、どっちも分かってしまってますからね。

そして、何が辛いかっていうと、こちらからは何の手出しもできないということ。

バンドからしたら、自分の音楽を好きになってくれて、ライブで楽しんでくれるファンは年代問わずありがたいですよ。

ただ、バンドには、もっとたくさんの人に聴いてほしい、もっと売れたいって気持ちがあるから、「ありがたい!」じゃなく「ありがたいけど…」って思っちゃったりもするわけです。

そんなふうに、売れる売れない、食っていく食っていけないを考えると、ビジネス目線になってしまうし、純粋に音楽を聴いてほしい、楽しんでほしいと考えると、世代問わず愛されるのが嬉しいという矛盾するふたつの視点を持ってます。

音楽の楽しみ方は自由だ!

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バンドを主体として、バンドが売れることを考えると、上に挙げたようなビジネス的な流れを気にしてしまいますが、それは本来お客さんが気にすることではありません。

物事の正しさとは、どの立場で見るか、どの視点で見るかだけで、それぞれにそれぞれの正しさがありますからね。

バンドを一番に考えて生きるのも、自分を一番に考えて生きるのも、それはあなたが決めること。
他のファンを気にして楽しむのも、気にしないで楽しむのも、それはあなたが決めること。

全ての人が気兼ねなく楽しめる環境が一番の理想ですけど、「楽しい」の概念がそれぞれ違うのだから難しいですよね。
だから、せめて、相手に思いやりを持てる心の余裕をみんなが持てれば良いな、と思います。

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