メジャーとインディーズ、音楽活動するならこれからの時代どっちが得か?

メジャーデビューアーティストは一見華やかに見えますが、メジャーデビューしたからといって、ミュージシャンとして食べていけるわけではありません。

むしろ、インディーズ時代より生活は困窮していくことのほうが多いです。

給料は多くても10万円、そして給料払っている会社はバイトNGを宣告してくる場合もあります。

どちらにせよ、給料が少ないですから、インディーズ時代より忙しくなる中、隠れてバイト生活をしているアーティストが大勢います。

ただ、こういった部分はその分レコーディングなどのCD制作費がレーベルに賄ってもらえたり、宣伝を手伝ってもらえたり、自分達だけでインディーズでやっていた頃に比べて利点も大きいので、受け入れられるものではあります。

それよりも、メジャーデビューしているアーティスト、事務所所属のアーティストの一番大変なところは、「音楽的な自由がきかなくなる」というところです。

僕がプライベートで関わっているアーティストは、武道館や3大フェスに出演するバンドマンレベルなので、東京ドーム規模のアーティストについてはわかりませんが、自分のわかる範囲の環境で伝えていきます。

表現の自由を奪われる

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なんか社会の授業で習った気がしますね。
日本国憲法の基本的人権のひとつです。

外部に向かって思想・意見・主張・感情などを表現したり、発表する自由のことです。

これが大きく押さえられるわけです。
別にこれはひどいことだって言ってるわけじゃありません。

あなたが会社、もしくはバイト先で働いている時間、その仕事に携わっている立場として、お客さんに向かって、個人の主張をすることは許されませんよね?
それと同じことです。

組織に属するということは、そういうことなんです。
会社のマニュアルで決められた言動しか、許されないんです。

例として挙げると、メディアの取材なんかのインタビュー記事があったりしますよね。
そういう、後で編集されているものは、アーティストが取材の際に本当に伝えたいことを言ってたとしても、実際に皆さんが見る記事や映像なんかではカットされて使われてなかったりするんですよね。

わざわざ、本人が話したことと違うことをインタビュー記事に載せるようなねつ造はないですが、会社の都合でバンドに何らかの不利益があると判断されたものは、例えアーティスト本人が伝えたかったことでもカットされてしまいます。

バンドやアーティストが大きくなればなるほど、たくさんのファンを相手にしていくわけですから、できるだけ多くの人に好かれる内容をピックアップし、嫌われる可能性のあるものを削除していきます。

芸能人なんかは一番分かりやすい例ですが、「キャラ設定」のようなものを大人達が作り上げていきます。

プライベートを奪われる

プライベート (2)

今はこんなことないですが、昔のロックバンドなんかには、契約に「牛丼屋に行ってはいけない」なんてのがあったらしいです。
いつ何時もイメージを崩してはいけないという、アーティスト活動、芸能活動をしている方の大変なところですね。

仲間内のメジャーアーティストと飲みに行ってよく聞く話なのですが、一緒に飲んでいる写真を撮ってSNSやブログにアップしたり、一緒に飲んでいたという事実を話すことはNGだと言われることがあります。

大抵は別にアップしてしまっても大丈夫なんですけど、どうして駄目かって、事務所にイチイチ確認を取らないといけないからです。

だから、確認を取るのが面倒だし、かといって勝手に書いてあとで色々言われたら困る、っていうので一番安全で無難な道を選択します。

ファンからすれば、アーティスト同士の交友関係を知れるのは嬉しいものですし、当の本人もそういうことをファンに伝えたいと感じていても、事務所的にそのアーティストにとって利益が感じられないものはNGです。

バンドマンやアーティストのような職業は、仕事とプライベートの境目がはっきりしない職業ですから、会社組織と関わるとこういったところで苦労が出てきます。

音楽業界はお堅い会社組織

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音楽業界に自由なイメージを持たれる方も多いかと思いますが、それは昔の話。

現在はむしろ、音楽業界にクリエイティブ性はなく、お堅いオジサン達の集まりです。

音楽業界いろんな方と関わりがありますけど、「choroさんは自由でいいですねー」とよく言われます。

自分はフリーでやっていこうと決めてから、プロとして音楽だけでやっていけてますし、メジャー業界からの仕事の依頼もあり、メディアとも関係を築けています。
それを自分の価値観、良心・思想の自由の中で決めて生きられているわけです。

アーティストだけでなく、レーベル、事務所の社員だって「やりたいと思うことが自由にできない」、メディアで働く方も「本当に紹介したいアーティストを紹介できない」「本当に書きたい記事を書けない」など不満を持っていて、みんな音楽が好きで、アーティストが好きで、その自分が好きなモノたちを世に広めたいと思って会社に入ったけれど、なかなかそれが実行できず葛藤しています。

組織というのは、どこであっても個人の自由はききづらいですが、他の業界の話を聞いて音楽業界と比べてみると、特に音楽業界は昭和の古い価値観、慣習を変えようとしないケースが多いです。

メジャーかインディーズか

自由 (2)

メジャーデビューを目指すのか、インディーズでこのままやっていくのか、それを決めるのはあなた次第です。

メジャー業界にはメジャー業界の利点が、インディーズ業界にはインディーズ業界の利点があります。

フリーでやっている僕からすれば、宣伝費、広告費を大きくかけてもらえる、給料がもらえる、安定した生活が得られる、というのは羨ましいことです。

その代償として、自由が奪われる、売上や印税のマージンを取られる(これに関しては時代に即してない気がしますが…)のならフェアじゃないかと思います。

一昔前なら、メジャーデビューするしかアーティストとして生きていく道はありませんでしたが、今は選択肢があり、選べる時代です。

音楽以外、何もできないなら迷わずメジャーデビューをオススメしますし、音楽以外に、宣伝、企画、営業の力が自分達にあるならインディーズで活動することをオススメします。

ただ、音楽業界の現状をみると、メジャーで活躍していて音楽だけで生計を立てられているアーティストは、音楽以外の宣伝、企画、営業スキルも優れています。

今後、そういったスキルがアーティストにとって必須なモノになっていくでしょう。

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