バンドマンはアイドルからファンに対する愛情を学ぶべき

2016年、女性シンガーソングライター冨田真由さんが男性ファンに20か所以上を刺されるという残忍な事件「小金井ストーカー刺傷事件」がありましたが、これは同じ音楽業界にいる人間、性別に関係なく多くのバンドマン達にとっても他人事ではありません。

この事件は当初、「女性アイドルがファンの男に刺され重体」と報道されたので、ファンとの距離感を測る上で、アイドル業界の方をはじめ音楽業界全体と巻き込む形で色んな方の発言が注目されました。
そんな中で、一世を風靡したアイドル あややこと松浦亜弥さんにも注目が集まりました。

松浦亜弥さんといえば、過去のアイドルになると思いますが、現在の媚びを売り、色恋一本で売る音楽業界に喝を入れてくれています。
本来、アーティストもファンも、こういった健全な関係になるべきではないでしょうか。

ファンイベントでの松浦亜弥さんの発言

松浦亜弥2
出典 : https://www.youtube.com
※こちらは「クリスマス・ナイト2013」の画像

これは2010年2月14日に開催されたファンイベントでの発言と言われてます。
松浦亜弥さんは当時24歳と思われます。

皆さんこんにちは。松浦亜弥です。
今日は残念ながらバレンタインデーという事でね。
男性限定という事で皆さんにお集まり頂いたわけですが。

最初ね、この企画を決めた時、1日ずらせば良かったかな?とも思ったんですね。集まるかな?、と。
でもフタを開けたら満員という。

皆さん、今日この後の予定はあるんですか?。(客、無言)
じゃあ、夜は私の2回目の公演に来るって人?。(半数くらいの客が挙手)

ちょっと!。来てくれるのは嬉しいけど、あんまり私ばかり追っ掛けてちゃダメよ。
私、皆さんの人生にまで責任持てませんからね。

引用元:http://blog.livedoor.jp/rika_ai_sayu/archives/51394922.html

また、こんなエピソードもあります。

・松浦ファンをやっていることに家族の反応は?のアンケート
「追っかけばかりしてないでそろそろ結婚して落ち着きなさい」に対して
 
 もうみなさんと長い付き合いですが、プライベートまでは見ていけないですからね。
 みなさんにも幸せになって欲しいですが、私のせいにされても困りますから

 「あややのせいで人生狂っちゃったよ」とかw
 
 私が将来結婚するとき「一人だけ幸せになって」って怒らないでくださいよ
 そのときはみなさんも幸せな環境になっててくださいね

2008年ファンの集いより

引用元:http://blog.livedoor.jp/rika_ai_sayu/archives/51394922.html

今なら事務所的にはNG発言

ダメ

僕自身も経験しているし、それぞれ違う事務所に所属するアーティストと接してきていますが、普通に考えて、これはアイドルに限らず、アーティスト、バンドマンでも事務所的にはNGな発言です。

こんな発言したら、ライブが盛り下がる、ファンからのブーイング、SNSなどで炎上する可能性がありますから、そういったファンが減る可能性がある行為はビジネスを第一に考える事務所としては認めないのは当然です。

実際、バンドマン仲間にも「こういうこと言いたくても言えない」と愚痴を聞くこともありますし、事務所に所属せずフリーでやっているアーティストでも、やはりファンをできるだけ失わないことを考えると当たり障りのない言動ばかりになってしまいます。

松浦亜弥さんと同じ価値観を持ったバンドマンはたくさんいますが、事務所の命令に従って本音を言えなかったり、また自主で動いているインディーズでもメジャー処がそんなお手本を示しているのですから、それに倣って同じ振る舞いをしているアーティストも多いです。

変化していく価値観

ミッキー

僕ら演者は、マスコットキャラクターです。
ディズニーランドにいるミッキーマウスはいつだって表情変えず笑顔じゃないですか?
中指突き立てても、笑顔でいてくれます。

僕らも、そんな存在だと思っていました。
だから、嘘をつくことが悪いことだと思っていませんでした。
ファンも僕らをそんな存在だと思ってくれていたし、マスコットキャラクターのように、言葉や振る舞いは夢の世界の出来事だと理解してくれていました。

それが、ある時から変わったんです。
ファンは相変わらず、美しい言葉、美しい振る舞いを期待しますが、それが嘘であってはいけなくなったんです。
どんな言葉も行動も、現実だと受け止めるようになっていってしまったんです。

だから、お互いの暗黙の了解が崩れてしまったんです。

そうなってしまっては、松浦亜弥さんのような現実的な発言をしなければ、ファンに気持ちは伝わらなくなってしまいます。

松浦亜弥さんの発言、これが00年代、10年代のファンとの関わり方のお手本ではないでしょうか。

アーティスト達の責任

責任

どちらが良い悪いとか、何が良い悪いとかじゃなくて、いつだって時代が正しいんです。
だから、ファンがアイドル、アーティスト、バンドマン達を現実的距離で見るようになったという事実をまず受け止めるということが大事です。

それを受け止めた上で、ファンにどうやったら誤解なく接してもらえるか?
を考えなければいけません。

松浦亜弥さんの発言は、目先の利益で見るとファンを失いかねない危険な行為ですが、長い目で見ればファンといつまでも寄り添っていける可能性を持つものです。

ファンだって、自分達をもっと信頼してほしいと思っています。

ファンを想うということ

やさしさ

僕らも、そんな存在だと思っていました。
だから、嘘をつくことが悪いことだと思っていませんでした。
ファンも僕らをそんな存在だと思ってくれていたし、マスコットキャラクターのように、言葉や振る舞いは夢の世界の出来事だと理解してくれていました。

と書きましたが、それはお互いに暗黙の了解が成り立っていたから、ただ単純に「ファンを想う行為」の現れでした。

だけど、今だったら、嘘をつくことは悪いことだと思わなければいけません。

表面上は同じことをしていても、「ファンを想う行為」が今は「自分を想う行為」になってしまっています。
自分の生活のための、自分の利益のための行為でしかありません。

今の時代、一人で活動していたら、ファンが10人程度いれば生活成り立ってしまうんですよ。
ライブ毎に、1人あたりが支払う単価を上げれば十分可能です。
そして、それが簡単に可能にできる時代になっています。

一気に多くのファンを獲得しようと思えば、愛想を振りまいたり、媚びを売ったりしなければ難しいかもしれませんが、そんな考え方で活動していると、いつかその仮面ははがれ、ファンは去っていきます。

目先のことばかりに気を取られず、「本当にこれはファンのためにしていることか?」と自問して、ファンはこれからの人生で長く付き合っていくパートナーだということを意識して、もう一度アーティスト活動を見直すべきです。

お役立ち書籍

いいねより、リツイート!

スポンサーリンク

あなたにおすすめの記事