アーティストNにストーカーするX子の話

ファンとストーカーの違いって何なんでしょう?
「私は熱烈なファン」と思っていても、他のファンやバンドマン、アーティストから「ストーカー」だと思われてしまっていることもあります。

狂信的になってしまうと、ついつい我を失ってしまいますから、ファンとストーカーは紙一重な存在でもありますが、今回はそんなファンとストーカーの違いについて考える内容の体験談を読者様からお話いただきました!

K代といいます。
私がchoroさんのブログを見つけるキッカケとなった、熱狂的ファンの方のお話があるのですが、LINEで送っても良いですか?
あざす!ぜひぜひお聞かせください!
私のこんなファンってアーティスト側からしてどう思うのかご意見知りたいのですが…
その気になるアーティストNさんのファンについてお話させていただきます。
あざすあざす!てなわけで、下記のこんなメッセージいただきましたよ▼

アーティストNにストーカーするX子の話

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5年前、私の好きなアーティストAさんのツアーにサポートで参加していたNさんに興味を持ち、Aさんのライブ終了後にサポートメンバーのCD物販があったので、サインに釣られてサイン会に参加して、そこでNさん本人から「ライブにも来てください」と言われ、後日のライブに行ってら思いの他ハマりまして・・・

SNSやらよせば良いのに某巨大掲示板を覗いて、どんな人がファンなのか知りたくなったのですが・・・。

 
今どきのR&Bのシンガーにありがちな、ファン層は私も含めてかなりなおばさん・・。
まぁ、これはライブ参戦時「年齢的に浮いたら嫌だな。」と思いつつ行ったところ、全然浮かなかったので想定内でした(笑)
その中でも異彩を放ってたのがX子でした。

Nさんは5年前のAさんのツアーサポートをするまでは、数年間リリースもライブもしない時期があり、表に出ないNさんのことを「どんどん好きさが増して来る」といい、Nさんの作る曲には歌詞にセクシーな内容を含めたものも何曲かあり、中でも露骨に性的描写を連想させる曲を聞いたら、Nさんと女性が絡んでるところを想像して、嫉妬に駆られて泣けるとい言ったり「周り(スタッフや共演者)の女性が妬ましい」を何年も掲示板でつぶやき続けて、他のファンから呆れられてました。

エロくない曲でも「お前はもうそばにはいないけど 今カレとバコバコやってても 幸せでいてくれよー」とかNさんの楽曲の歌詞を替えて書きこんでいて、本人が聞いたら気分を悪くしそうな毒を吐いてました。
 
正直、私も引きました。

どれだけ好きなアーティストに対してもそこまで思った事がなかったからです。(choroさんのブログで紹介された「S子」も結婚隠されてた時は落ち込み悲しみましたが、奥さん発覚する前に彼女とラブラブを連想させる歌を聴いても、歌詞の世界にヤキモチは妬かなかったと思います)

 
また「ファンとアーティストとして出会って悲しくないですか?」とつぶやいたり、「好きすぎて泣けてくる」と、身近な人に強烈な片思いをしてるような思いをつぶやいて・・・。
 
「掲示板に書いて何がしたいんだろう?こんなのどう反応していいか分からない。ブログに書いとけばいいのに。」と思いました。
その掲示板に来る他のファンからも「ここはアンタの掲示板じゃない。書きたければブログでやれ。」と言われてました。
 
また、事務所のスタッフやレギュラーラジオ番組のアシスタントが女性だと「悲しくて不安になる」そうです。メインのスタッフもアシスタントも既婚女性なんですけどね。
 
それだけなら「イッちゃってる可哀想な人」で終わり。
しかし、X子はNさんが好きすぎて、ライブの後のサイン会にも畏れ多くて参加ができず、参加しているファンに嫉妬したり、崇拝が過ぎて「N様」と思うだけなら「どうぞご自由に」なのですが、他のファンが「N君」と呼ぶのが気に入らないらしく、呼び方に文句つけたりと、他のファンと「仲良くしたい」と言いながら、仲良くできないような考えをお持ちのようです。
 
Nさんのファンは彼より年上の女性が多く、「Nさん」じゃよそよそしいし、かと言って「N様」じゃ、かえって本人が気を使いそう。
また「Nちゃん」も馴れ馴れし過ぎる思うので、大半の人は「N君」が無難だと思って呼んでると思うのです。私もそうなので。
 
何より、ご本人も「『N君』と呼んでくれていいです。」って言ってるのに、その気持ちをも尊重できないってなんだろうって思ったり。
 
X子がサイン会に参加しないのは自分の意志なんだから、参加する人を羨ましがる位なら、自分の殻を破ってくださいとしか言いようがないし、好きすぎて死にたくなると思うのはX子の勝手だけど、それのどこを共感していいのか分からないです。
 
そもそも、直メールとか人目につかないところでのコンタクトが取れない人に対して、彼氏に思いを募らせるような感覚が私には理解できないです。
直に触れ合う機会がない人を、脳内で理想化させて恋焦がれるなんて10代の時以来やったことないので・・・。
 
サイン会で接するN君は爽やかで真面目。

でも、リアルで接するからこそ、理想化をストップさせる要因になってると思います。
N君は私と同じ出身地だから親近感もありますが、男性として意識するとなると全く別のことになりますね。私の場合。

 
そして、X子はNさんに関する事の検索能力にはかなり長けてるようで、X子のFacebookのアイコンが、幼少期のNさんの顔になってるのを見た時には、ちょっと怖かったです。Nさんが小学生の頃の学芸会のプログラムに出演した時の写真をネットで拾ってきたみたいです。
このアイコンを見た時のNさんの気持ちってどんなだろう??って思います。
 
X子はTwitterでも他のファンの行動や言動をチェックしてるみたいで、過去にX子と相互フォローをしてた頃に、それを匂わすDMやリプを貰ったことがあります。
その頃、私はNファンに不信感を抱く出来事があったので一瞬ビビりましたが、「私は普通に生活してるだけ、呟きをいちいち監視する奴なんてただの暇人やん。」と一蹴しましたけど。
 
Nさん本人のつぶやきに対しても、現在彼女がいるかいないかを文言から推測しては、もやもやしてるみたいです。

どこかへ食事に行ったツイートがあれば、誰と行ったのか気にしたり、鍋に火をかけっぱなしで鍋が使えない程焦げたと落ち込むツイートを見て「鍋に火をかけっぱなしになってるということは、今は彼女がいないのか?彼女が発見した可能性もあるよね?」とTwitterとは違う場所で呟いてたり。

 
私からすると「Nさんに彼女がいようがいまいが、一ファンが付き合うなんてできないから」って思ってしまいます。
 
choroさんがおっしゃるところの「ファンはファンにストーカーする」ですね。
X子の場合はそれにアーティストも加わりますが。
 
私もX子のストーカーになってしまってますね(苦笑)
こじらせないように反面教師にしてるところがあります。
 
もしかしてこんなファン、他のアーティストにもいらっしゃるかもしれないですね。
 
長文にお付き合いいただき、有難うございます。

1アーティストに1人はいるX子の存在

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ファンの方から直接こういうお話を聞けるのははじめてですが、どんなアーティストのファンの中にも1%くらいこういったファンは存在します。

どういった思考回路で、そんな行動を取ってしまうのかはわかりませんが、妄想がひどいというか、自分がすべて正しいと思ってるというか、自分は他のファンとは違うと思っている節があるんじゃないかと思います。

「どんなアーティストのファンの中にも~」と言いましたが、やっぱり僕もそんな種類のファンの方は経験していて、「やめてほしい」とお願いしたこともあるのですが、結局、本人の思考回路では素直にその言葉を受け入れないようで、勝手に「じゃ、こうすればいいですね」みたいな感じで勝手に拡大解釈して自分の都合のいいように振る舞う始末。

もう、泣き寝入りするしかありません。

他にも、バンド仲間に聞いた話だと、物販席で話している時に「髪切ったの?似合ってて可愛いね」とファンの女の子に言ったら、その子が話し終わって物販席を離れて後ろで待っていた友達に、「○○さんに好きって言われちゃった!どうしよう~!」って言ってたらしいです。

その他、僕があるアーティストと共演した際に、「僕のファンの○○って名前の女性は、付きまとわられると厄介なので、choroさんなるべくコミュニケーション取らないようにして下さい」って忠告してもらったこともあります。

いつか刺してくるファン予備軍

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たぶん、僕だけじゃなく、そんなふうに感じているアーティストはけっこう多いんじゃないでしょうか?

そういうファンって熱狂的ですから、毎度ライブに来てくれたりして、お金を落としていってくれるという点では大変ありがたいお客さんではあるんですが、そういう方の愛情が憎しみに変わった時は本当に怖いです。

何から何まで、当てつけのように接してくるようになります。

▼こちらの記事でも書きましたが、これは遠い世界の話じゃありません。
僕も、他のアーティストも次のライブの時にそうなるかもしれない、次は我が身と意識しなければならないことです。

 

X子がサイン会に来ないでくれるのは、救いかもしれませんね。

サイン会や物販席など、1対1でコミュニケーションが取れる機会が多くなると危険性が増してきます。

ステージとホールのような、「他の人にも言っている」状況ならいいのですが、上に挙げた「髪切ったの?似合ってて可愛いね」の件のような自分だけが言ってもらってるという勘違いを1対1の場面では生みやすくなってしまいます。

ファンはファンにストーカーする

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「私もX子のストーカーになってしまってますね」と気づけたK代さんは、自分をよく客観視できた方だと思います。

多くのファンが、こういうファンに対して愚痴や不満をSNSでつぶやいていたりして、結局X子と同じことをしていることに気づいていなかったりします。

やっている内容は違いますが、そんなふうにX子も周りのファンに愚痴や不満があり、自分が正しいと思うことをやっているという点では何も変わりはないんです。

他のファンを監視したり、他のファンにDMやリプを送ったりするのも、「このアーティストに、こういったファンは悪影響だ」と勝手に解釈して、排除しようとする行為だったりします。

そんなの各地で起こる宗教戦争と同じ原理ですよ(笑)

教祖や開祖はそんな教えをしていないのに、信者が歪んだ解釈をして「聖戦だ」と言ってしまうのと一緒です。

アーティストが望んでいるけど、アーティスト本人にはできないこと。

そんなことをファンの自分が何とかしてあげたいという気持ちは嬉しいですが、本当にそれはアーティストが望んでいることなのか?本当にアーティストのためなのか今一度考えましょう。

ホスト化しなければならないアーティスト

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キャバ嬢化するアイドル、アイドル化するシンガーソングライター」に書かせていただきましたが、そういう存在でアーティストを見てくるファンが増えてきた現状に対応していくためには、アーティストもキャバ嬢化、ホスト化していくのが正しいのかもしれません。

ファンとコミュニケーションを取ることもアーティスト活動の大事な仕事の一部ですが、僕らは接客のプロではありません。
コミュニケーションにしても、ステージからの1対複数の会話術のような魅せるMCしか学んでいません。

なので、1対1でのお客さんとのトラブルに上手に対応するノウハウを心得ていないんですよね。

ですが、ファンがアーティストをキャバ嬢やホストのように扱って接してくるようになってきた現状、こちらもそのような対応ができないとそれこそトラブルの原因になってしまいます。

X子のような、日常で男性に褒められたり、デートに誘ってもらったりすることのない方に対しては、こちらがただ喜んでもらうつもりで言った言葉や行為も曲解されてしまう可能性があります。

そして、そうなってしまった時にどうやってそれ以上危険度を増さないように取り扱うかを僕らは学ばなければいけません。

お役立ち書籍

五百人ものストーキング加害者と向き合い、カウンセリングなどを行ってきた著者が、彼らの思考パターンと危険度、実践的対応を多くの事例とともに解き明かしていきます。

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