VALUについては、当ブログでも数回に渡ってお話してきました。
・人間株式市場「VALU」はクラウドファンディングの可能性を超えるかもしれない!?
・話題の「VALU」であなたもアーティストの株主になれる!?登録・投資のやり方
・「VALU」に登録してファンから資金調達しよう!優待は?配当は?互いに利益を生む新サービス
画期的なサービスである故に前例がなく、不安要素であることも確かなので、考えられるリスクについて、ごくごく簡単な説明になりますがお話していきたいと思います。
VALUは株式に似て非なるもの

VALUは、個人の価値を、まるで株式会社のようにトレードするサービスなので、「模擬株式」と言われていますが、株式のようだけれど株ではありません。
株の場合、株式会社の株主に対する義務、株主が持つ権利が定められていますが、VALUはまだベータ版の状態であり、規約なども日に日に変化している状態です。
また、VALU内の株に当たるVAは、有価証券でもありません。
有価証券なら、企業内容の開示義務が発生するのですが、そういったものも必要ありません。
現状で、VALUを株式と同様のものだと考えている人は、少し慎重になったほうが良いと思います。
ただ、株式と違うということは、法に縛られない自由度がまだまだあるとも言えるので、その辺をどう判断するかでしょう。
VAは互換性があるのか?

まず今気にしていることは、コレです。
互換性という言葉が適切かは分かりませんが、株式の場合は、株のほうが「△△株」というふうに統一されていて、使い勝手や手数料などから株を取り扱う証券会社を選ぶと思うのですが、VALUのVAはVALU独自の株の単位なので、もしVALUと同じようなサービスが今後別の会社で始まった場合にどうなるのでしょう?
例えば、VALUと同じ様式のSALUというサービスではSAという株を扱う可能性があります。
VALUでは、コインプリズムをウォレットに使っているようなので、カラードコインがプラットフォームとなっているかと思うのですが(僕は決して暗号通貨に詳しくはないので、あしからず)、もしSALUという会社が同じプラットフォームを使ってサービスを行えば、VAをSALUでも取り扱うことが可能になるでしょう。
ですが、例えばchoro VAの発行者は僕ではなく、VALU側になるでしょうし、似たようなサービスが出てきた場合、それぞれの会社が独自の単位の株を扱うのではないでしょうか。
そうなると、株を発行して売る側は両方使えばいいのですが、買う側としては似たようなサービスが増えるほど株の価値は分散してしまうので、利益を上げるのは難しくなる可能性があります。
ビットコインを利用するリスク

VALUでVAを購入するには、ビットコインという暗号通貨が必要になるのですが、ビットコインもまだまだ相場が不安定な状態にあります。
ビットコインって何?って方に、ものすごく簡単にお伝えしますが、デジタル化されたゴールドのようなものです。
ゴールドはモノであり、また地球上に存在するグラム数が決まっていますが、ビットコインは同様に、モノであり、発行上限数が決まっています。
また、ブロックチェーンという分散型ネットワークのシステムが注目され、ここ数年、価値が上がり続けています。
ですが、需要が増えるにつれて、送金などに遅延が発生し、バージョンアップを行おうとしているのですが、それに対しての意見が分かれ、8月1日にビットコインが分裂する可能性があります。
3月に「分裂するかもしれない」騒ぎがあった時にも、半額くらいまでビットコインの価格が急落しました。
今回は、その答えが出るのでさらに急落する可能性も秘めています。
日々、情報が出て、状況は変わっていっていますが、8月1日を迎えるまではビットコイン自体に不安定な状況が続くでしょうから、注意が必要です。
僕の場合は、不換紙幣である日本円よりも、ビットコインのほうが信用できる通貨だと思っているので、たいした気にはしていませんが、日本円のほうに信用度がある方は、慎重になったほうが良いでしょう。
法規制によるリスク

今年の4月にビットコインなどを暗号通貨に、改正資金決済法、通称「 仮想通貨法」が施行されました。
また、7月1日から消費税が非課税になります。
このように、これからどんどんビットコインに対して、法改正が行われていく可能性があり、ビットコインを取り扱ってサービスを行っているVALUにも法の規制が入る可能性があります。
まだビットコインの税金としての取り扱いについても、はっきりとは提示されていなく、今後どうなるかわかりません。
VAが有価証券でないから、法定通貨ではなくビットコインを使うから、自由度が高く様々な可能性を秘めていると思いますが、今後、どのような法律が適用されるかによって、広がる可能性も縮小する可能性もあると言えます。
僕自身は、期待する未来に賭けたいと思いますし、リスクを背負った段階の挑戦には先行者利益の可能性もあるので積極的に行動していますが、あくまでゼロになっても良い資金で参入することを現段階ではオススメします。
choroのVALUはこちら(https://valu.is/choro)
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